微量栄養素

加工食品やファーストフードなど、現代の食生活は昔とは大きく変化しています。
一見、バラエティに富んでいるようですが、栄養素的にはとてもバランスが悪いのです。
現代の食生活では、糖質・タンパク質・脂質の三大栄養素は摂れても、ビタミン&ミネラルが不足しているからです。
ビタミン&ミネラルは、ごく少量でも重要な役割を果たすことから、「微量栄養素」とも呼ばれています。
なぜ、この栄養素が不足してはいけないのでしょうか?
糖尿病・動脈硬化・ガン・アトピー・肝臓病などの生活習慣病は、長年の生活習慣によってもたらされます。
生活習慣病の主な原因は活性酸素にあります。活性酸素は、体内の細胞や組織を鉄サビのように変えてしまい、DNAを攻撃してがん細胞を生むことがあります。
この活性酸素の害を食い止めてくれるのが微量栄養素、つまりビタミン&ミネラルなのです。ビタミン&ミネラルは、どれか1つを集中的に摂れば良いというものではありません。様々な種類を、必要十分なだけ取る必要があります。それで初めて、それぞれの栄養素が総合的に働きかけて、人が本来持っている免疫力を発揮してくれるのです。
【ビタミンとミネラルの違いは?】
ミネラルは元素の単位ですが、ビタミンは炭素と酸素などがつながった構造です。
必要な元素と酵素があれば、体内でビタミンを作ることができるのです。(人がビタミンCをつくれないのは、体内に酵素がないためです。)
一方、ミネラルはどんな生物もつくれません。土や水の中にあったミネラルを、野菜や肉などから直接・間接的に摂取しているのです。ミネラル豊富な土壌が、元気な動植物を育てるといわれるのは、そのためです。
【微量でもビタミン・ミネラルは、こんなにたのもしい!】
ビタミン・ミネラルは、わずかな量でも体にとって欠かせない栄養素です。どれか1種類でいいというわけではありません。複合的に、しかも他の微量栄養素とバランスよく摂ることが必要です。
まずは、代表的なビタミンとミネラルとその働きについて知り、日常的にいろいろな種類を摂り、不足することがないように心がけましょう。
●代表的なビタミン●
<ビタミンB12>
葉酸といっしょに働いて、赤血球のヘモグロビンの合成を助けます。
不足すると悪性貧血になります。神経系にも深く関わり、足りないとイライラしたり、神経が過敏になったり、憂鬱になったりします。
・・・代表的な食品:レバー(牛、鶏)・牡蠣・秋刀魚・アサリなど
<ビタミンC>
細胞と細胞を繋ぎ合わせるコラーゲンの生成・保持に不可欠です。
肌にハリをもたせて、シミやシワを防ぎます。免疫力を高めるため、風邪の予防や抗ガン作用も注目されています。また、便秘・ストレスにも効果的です。
・・・代表的な食品:キャベツ・ピーマン・ニンジン・レモンなど
<ビタミンE>
強力な抗酸化作用があり、活性酸素から細胞膜を守ります。
血行の流れを良くして血行障害からくる肩こり、頭痛、冷え性などの症状を改善。さらに、動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病を予防します。
・・・代表的な食品:アーモンド・アボガド・ウナギ・カボチャなど
<葉酸>
ビタミンB群のひとつで、遺伝子の合成や細胞分裂に不可欠です。
不足すると胎児に神経障害が発症したり、奇形児になる恐れもあるため、妊娠中の方は特に積極的に摂りたいものです。また、赤血球をつくって悪性貧血を予防する働きもあります。
・・・代表的な食品:レバー(鶏、牛、豚)・菜の花・枝豆など
●代表的なミネラル●
<セレンSe>
抗酸化作用があり、体の組織の老化を遅らせる力があります。
同じ作用を持つビタミンEと一緒に摂るとより効果的です。
さらに、ガンを抑制し、血行不良や更年期障害の症状を改善するなどの働きがあります。
・・・代表的な食品:イワシ・ワカサギ・カレイ・ホタテ・ネギなど
<亜鉛Zn>
新しい細胞をつくったり、代謝に関係する酵素の成分として欠かせないミネラルです。
不足すると、肌荒れ、味覚障害、抜け毛などの症状が、また、風邪を引きやすくなったり、胃腸に障害を起こしたりします。
・・・代表的な食品:牡蠣・豆腐・牛のもも肉・レバー(豚)・ウナギなど
<鉄Fe>
血液の大切な成分となるミネラルです。赤血球にあるヘモグロビンの成分になって、酵素を運ぶ働きをします。
不足すると、体が酸欠状態になり、息切れ、めまいなどの貧血の症状がでます。
・・・代表的な食品:海藻・レバー・アサリ・ウナギなど
<マグネシウムMg>
カルシウムの働きを調整して、筋肉の収縮をスムーズにします。新陳代謝の調節に不可欠な栄養素で、精神状態を安定させます。
欠乏すると、神経過敏症、妄想、狭心症、心筋梗塞などになります。
・・・代表的な食品:ゴマ・玄米・ピーナッツ・納豆・牡蠣
<カルシウム>
体内カルシウムの99%が骨や歯を作っています。残りは血液や筋肉、神経などにあり、筋肉を収縮させたり、神経のいらだちを抑えたりします。
欠乏すると骨粗しょう症や老人性の認知症、骨や歯の形成障害を起こします。
・・・代表的な食品:小魚・海藻・ひじき・小松菜・牛乳・チーズ

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1日1本で必要な微量栄養素を補給するのにお勧めです。
是非、お試しください!

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